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2007年12月31日 (月)

今年も御世話になりました、

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 先日、御世話になっている、ある材木屋さんから年末の挨拶のメールを頂きました。その内容は、単に「今年も御世話になりました、」的な内容に留まらない、ここ数年来の木材供給の状況を憂う内容が含まれていました。それは、世界的な原油高騰に伴う木材価格への影響や、ロシア産材の関税UPの問題、中国や欧州での木材需要拡大等に伴う、将来的な木材価格の上昇傾向、品質確保の難しさを示唆する内容となっていました。

 「曲がり角」というのは、少しあとになってから、「あの時は曲がり角だったな、」と思う種類のものかも知れませんが、無垢材を主に扱って工房家具を製作していこうという私のような人間にとって、ここ数年がひとつの曲がり角になるのではないか?という気が最近しています。BRICsの台頭に伴う資源の争奪、そして原油高、温暖化の進行と意識の高まり等々は、これから先、木材価格が上昇こそすれ低下することはなく、また、これまで同じ値段で購入することができた品質の材木が、より高い価格でなくては購入できないような事態が起きてくるのではないかと感じています。

 表面だけでない、「芯まで木」で作る無垢材家具にとって、良質な材料を確保することは、非常に重要な問題です。先を見越して、「良材が有るうちに買っておく、」というようなことが必要になってくるでしょう。

 しかし、「良質な材料が手に入りにくくなる、」というピンチは、チャンスであるという考え方も成り立つと思います。「良いものは良い材料で作る、」というのは、家具製作に限らず、その他のものづくりでも言えることだと思います。しかし、良い材料が手に入りにくくなった時期に、かえって技術が研究され発展してきたという歴史もあるようです。

 これからも将来にわたって、良質な木製家具を製作、提供していこうと考えるならば、これからの工房家具はどうあるべきなのか?良質な材料の確保はもちろんですが、それととももに、無垢材とは違った手法での製作(例えば、欧米のキャビネット製作などに見られるベニアリング手法など、)手法も研究する必要性を感じ、来年あたりから始められればと思い始めています。 

 森林について学ぶことから木工の道に入った私としては、いたずらに材木の買い占めに走るのではなく(良材の確保はもちろん必要な努力であると思いますが、)、少量の良い材料で、あるいは、それほどではないそれなりの材料で、より良質なものづくりをする技術的な工夫や努力をしていきたいと思っていますし、そう言った実力が試される時代になるのではないかと考えています。

0712312  材料の入手が難しくなることに加え、少子高齢化が進行し、人工そのものも減少していくというこの時代。私の所のような小規模工房はどんな家具を作って、どんな木工をしていけばいいのか?未来に向けて、工房家具はどうあるべきなのか?その答えの糸口をなんとか来年からみつけていきたいとおもっています。

 というわけで、大風呂敷を広げた割にはまとめきれない話となってしまいましたが。今年も御世話になりました。来年も「木と話がしたい、」と、フォレストファクトリー木工舎をよろしくお願いします。

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2007年12月27日 (木)

今さらポスト、

0712271  もうすぐお正月です。正月といえば年賀状。年賀状といえば郵便受け=ポスト?「そういえば、ポストが無いぞ、」。と、言うことで、今さらながらポストを作って設置しました。

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2007年12月26日 (水)

Gallery'07をUPしました、

071226 世の中はクリスマスも終わって、一段落。そのせいかどうかはわかりませんが、通勤時間帯の道路がいつもより空いてきており、「一年中、いつもこんなだったら良いのにな、」と思う今日この頃。今年も押し迫ってきました。

 Gallery'07に、先日、納品した折り畳み座卓の画像を、UPしましたので、御覧になってみて下さい。今回の折り畳み座卓は、従来から有る”ちゃぶ台”の折り畳み機構を参考に、オリジナリティーを出そうとアレンジを加えてみたものです。よろしければご意見ご感想などお聞かせ下さい。

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2007年12月19日 (水)

ホンの少しRを付けて、

0712201 寒い日が続いてます。寒いのは身が引き締まる気がして割と、いや、かなり好きな私ですが、「寒い日は寒い、」、「暖かい日は暖かい、」と、日によっての寒暖の差が激しいような気がして、「これも温暖化の影響?」とそれが気がかりな今年の冬です。灯油も値上がりしているし・・・。工房の暖房費がかさみそうで心配です。

 先日来、製作を進めている折り畳み座卓です。なんやかやとやらなくてはならないことが多く、作業が遅れがちでしたが、なんとか加工を終えて、ようやく最後の成型と仕上げを行っています。

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2007年12月14日 (金)

聴秋閣と早春廬、

0712141_2 今日は新木場へ材木の調達へ行く用事があったのですが、行きがけに三渓園に立ち寄ることにしました。その訳は、普段は公開されておらず離れたところから眺めるしかない二つの建物が、特別公開ですぐ近くまで近づいて見ることができるから。開園間近の人が少ない時間に行ってきました。

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2007年12月13日 (木)

折り畳み座卓、

0712131 今週に入ってから、脚が折りたためる座卓の製作を進めています。いわゆる、ちゃぶ台のようなヤツですね。「脚が折りたためるようにしたい、」というご相談は割と良く受けるのですが、「そうですねぇ、」というところ。そこに当工房ならではの要素を織り込もうと思うとなかなか難しいものです。その点、古来使われているちゃぶ台に見られる方式は、簡潔にして十分な優れた方式だと感心します。「パタン、パタン」としてから、「クイッ、クイッ、」ってな感じなのですが、適当な画像がないのでここではその方式をうまく説明できないのですが。

0712133 今回の折り畳み形式は、その、古来使われているちゃぶ台の方式を若干、アレンジしたものです。詳しくは完成後にお話しするとして、今日はとりあえず、面取り盤という機械を使って脚の成形作業を行っていました。

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2007年12月 5日 (水)

盆栽作家さんが言うことには、

0712022 先週末に、とある、「苔盆栽を作る一日セミナー、」のようなものに参加してきました。結構、この手の小さな鉢物園芸とか、草もの盆栽みたいなものが好きなもので。

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