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2008年9月17日 (水)

クーパーリング、

0809161  その、米国の木工作家のところで習ったという女の子は私に、「いや、別に特別な治具とか作るわけでもなくて、その辺に有るクランプ使って締め付けてて。木端をナナメに削るところも角度治具使うわけでもなく、適当な角度に削れば良いって言われて。『こんなんで大丈夫なの?』って聞いたら、『OK、』って言われたし。そんな、難しくなかったよ、」

 と、いうような主旨のことを言ったように思っていたのですが・・・。

0809163 製作を始めたキャビネットの前扉を、Rの着いた曲面のあるものにしたくて、「coopering(クーパーリング)」という手法を試してます。辞書で「cooper(クーパー)」をひくと「製樽業者」なんて出てますね。そして、「coop」という言葉には狭い場所、とか、囲い、とか、閉じこめるという意味があるらしい。ちょっぴり懐かしの名車、「ミニクーパー」の「クーパー」も多分、語源はこれではないかと思う。→08/09/19追記:車のミニクーパーの語源は、開発・改良に携わった、イギリス人のジョン・クーパー氏の名前にちなんだものだそうです。

 さておき。その、米国での製作中に撮られた写真を過去にもらっていたのを思い出し、PCの中から探し出してそれを頼りに参考にやってみたものの。

 想像していたよりもなかなか難しく。「こちらを締めるとあちらが浮いてきて、あちらを締めるとこちらが透いてしまう、」というような状況に”あわあわ”しながら、接着剤が乾いてしまわないかとヒヤヒヤしつつ。

0809162 結果、クランプだらけで固めることでなんとか形に・・・。

 なったつもりですが、時間をおいてクランプ外してみないと、何とも言えないですね。

 私的伝言:Mちゃん、昔もらった写真を頼りにやってみてます。が、案外に難しい・・・。

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コメント

こんにちは。
ミニクーパーのクーパーは昔のF1のチャンピオン、ジョン・クーパー氏のクーパーですね。クーパー氏がチューンアップしたバージョンをミニクーパーと言います。ボンネットの白い2本の太線がクーパーの証だと言われてます。線がないのは普通のミニですね。
木工と関係なくて申し訳ないです。

投稿: て | 2008年9月19日 (金) 00:28

てさん、ご指摘有り難うございます。

 人の名前が由来とは知りませんでした。てっきり、あの小さくて狭そうな?カタチが名前の由来かと思っていました。

 ミニは良い車ですよね。私も、車を三台所有することが出来るなら、その中に加えたい一台です。

投稿: 木工舎 | 2008年9月19日 (金) 11:13

3台所有できたら良いですねぇ。
ぼくはミニとルノー4と・・・ディフェンダーが良いですねぇ。
ちなみにクーパー、手術で使う挟むんだか引っ張るんだかなんかする道具でクーパーと言うのがありました、確か。きっとこのクーパーは正に「狭い」とかの意味なんでしょうね。
まったくもって木工に関係ありませんでした。

投稿: て | 2008年9月21日 (日) 23:36

お久しぶりですー Mちゃんでーす。
クーパリングやったんですねー
鉋で矧面削るの、楽しかったのを思い出しましたhappy02

幅方向を締めるときに、はたがねとくさびを使いながら、何となく少しずつ締めたのを覚えています。

もしかして一気に接着しましたか?

矧ぎ面は一応一気に全部だしたけども、確か接着は、まず2枚を張り合わせて、それが乾いたら、もう一枚。
とか、2枚を張り合わせたのを2組作って最後にそれ同士を接着とか、だったような気がします。

何段階かの途中で、必要あらば、ちょっと矧面を調整したりもした気がします。

曲面が正円で無い場合は、角度の緩いもの同士から接着して、最後に一番きついRを接着した方がいいと思います。。。なんとなく!

投稿: Mちゃん | 2008年10月18日 (土) 23:52

 コメント有り難う、Mちゃん。久しぶりです。

 こんな事だったら、最初からもう少し相談してからやれば良かったと思いましたが、私も時間に余裕が無く、「今晩、矧がないなと間に合わない、」というような状況だったので(苦笑)。強行してしまいました。

 Mちゃんに以前聞いた話を思い出しつつ、Fine Wood Working誌の過去記事など参考にという感じです。

 2枚ずつやるべしという記事もあったのですが、一気に矧いでいる写真もあったので、一気にやってみました。ぶっつけでしたが、何とかなりました。良かった良かった(笑)。

 CADの図上で角度と割る幅を検証しつつやってみたのですが、思い通りのRを再現するには慣れとテクが必要な気がしました。キチンと治具を作れば完璧に出来ると思いましたね。今回、若干、Rが緩くなったので、本体の形状をそれに合わせなおしました。

 Rを変化させようというときは、Mちゃんの言う方法がたしかに良さそうですね。

 ありがとう。今度また皆で一杯、呑りましょう。

投稿: 木工舎 | 2008年10月20日 (月) 18:16

はじめまして。私も趣味で木工をやっているものですが、クーパーリングってどんなものになるんですか?
樽を作っているのでしょうか?

ところで、ジョンクーパーはF1チャンピオンでなく、エンジニア(デザイナー)ですよね。

投稿: みみず | 2008年11月 2日 (日) 01:44

みみずさん、コメント有り難うございます。

 クーパーリングは、キャビネットの前面のドアなどを曲面形状とする際の技法です。

 たとえば、厚さ15ミリ、幅、40ミリ、長さ400ミリの短冊状の部材を10枚用意するとします。

 この短冊状の部材の両側の木端を昇降傾斜盤、あるは手押し鉋盤、もしくは手鉋を用いて、部材の断面が台形になるように整形します。

 その後、これらの板を台形の向きが同じようになるようにそろえて矧ぎあわせ、表面を仕上げると、曲面長約400ミリ、長さ400ミリの曲面状の一枚の板ができあがるというわけです。

 短冊状の部材を、一枚の板から切り出して、順番をそろえて矧ぎ直せば、あたかも、一枚の板から削りだしたように、あるいは曲木した物のように見せることが出来ます。

 曲面の曲率は短冊状の板の幅、あるいは、木端を削る際の角度で規定することができ、短冊状の板ごとに曲率を変えることで、変化のある曲面とすることも出来ます。

 考えているよりは実際にやると簡単ですが、無垢材となるためドアの重量がやや重くなってしまうのが難点といえると思います。

 どちらかというと西洋の技法なので、日本でこれをやる人というのは外国の学校で木工を学ばれた方やそのお弟子さん、木工の洋書を読む方など、多くないと思いますが、それほど難しくはないと思うので、箱物の前面にRを付けてみたいときなど、良かったら試してみて下さい。

 この記事で加工していたのは壁掛け式のキャビネットの扉だったのですが、近日中に私のHPの方にキャビネットの画像を上げる予定でいますので、そちらも良かったらご覧になって下さい。

投稿: 木工舎 | 2008年11月 4日 (火) 13:44

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